私たちの思い

あの人、障害者じゃないかなって思うんだ。 あー、発達系っぽいよね!

貴社には、ちょっと変わった同僚や上司の方などをそんな風につい言ってしまっている社員の方はいらっしゃらない、自信がありますか?

最近、テレビや新聞等で取り上げられたこともあり、発達障害という障害について、概要や言葉だけ知っている方が増えました。 けれども、それは、私たち当事者にとってあまり喜ばしくない風潮を生み出すことにつながっています。 街中のカフェや居酒屋などで、会社の同僚や上司について多分すこし自分たちとはコミュニケーションの方法や感情表現が異なっているだろう方について『発達障害っぽいよね』と愚痴りあったりしている社会人と思しき大人を見かけるようになったのです。

変わった人、自分と違う人は皆、発達障害でしょうか?

私たちは、外見からは明らかな障害が見えません。だから、皆さん、そんな愚痴を聞いてる当事者がいるとは思わずに公共の場で差別発言するのでしょう。けれど、そんな発言をカフェや居酒屋で聞くことになる私たち当事者はたまりません。冒頭の発言は、会社で働く私たちにとって、自分自身に突きつけられた刃だからです。

障害者差別解消法が平成28年から施行しましたが冒頭のような発言をする社会人の方はまだ多くいます。法の精神を生かし、貴社がコンプライアンスを達成するためには、教養として障害者差別とは何かを社員の方に学んでもらう必要があるのではないでしょうか。

だからこそ、私たちの活動は、貴社にとって、社員のコンプライアンス意識や教養レベルを高めることに寄与し、社員研修などの一項目として適しているのではと思います。